後期ロマン派のにおいがただよう傑作でかれのごく初期の作品。 曲はデーメルの詩からとられたもので、結婚間際のカップルの複雑 な環境状態と心境変化が歌われている。 弦楽アンサンブルの音色が高度に複雑に絡み合うが、 非常にロマンティックな作品である。

彼の無調時代の代表的な作品である。彼の弟子，ヴェ ーンベルクが得意とした音色旋律(音の音色を変化される ことにより独特な雰囲気を出す)が用いられている。

彼の考案した１２音音楽をはじめてオーケストラに当てはめた曲。

彼はピアノ曲を数点書いているが、これはその代表作。 すべてが１２音音楽の手法で書いてあるが、 その楽章構築方法が非常に古典的になっているのが面白い。 名ピアニストのグールドが良く演奏したことでも知られる。

彼の無調時代の代表作でピアノの伴奏による女性声楽作品。 独特な発声法(シュプレッヒシュティンメ）によって曲が支配されるが、 この発声法は歌と語りの中間の表現する必要があるため 聞き手を不安でグロテスクな雰囲気にさせるはずである。

強烈な音色のオーケストラの音色とシュプレッヒシュティンメの交錯 する世界。未完の作品だがつい最近日本初演が行なわれて話題となった。