この曲はあなたも弾けます！なぜならピアノのまえで４分３３秒座るだけ。 これのどこが音楽だというひともいるかもしれないが。もっとも 演奏時間、楽器は任意である。あなたも演奏会でやってみれば（ ブーイングの恐れあり）もちろん楽譜も売っている。（笑）
ピアノの弦にコルクやねじをさすことにより ピアノの音色をかえ、打楽器的な音色に成功した プリペアドピアノのための作品。プリペイドピアノ としてはもっともプリペアドを要する作品で曲風は まるでガムラン音楽を聴くようである。プリペアド ピアノを理解するのに適している。
これもプリペアドピアノのための作品。 同じようなフレーズを繰り返し3楽章から成り立つ。
いわゆる偶然性の音楽と図形音楽を組み合わせた音楽。 楽譜は星天図から作られた図形楽譜でありどのように 演奏するかは指揮者らに任されている。曲の感じは 各パートが短く区切られた点描的な物になっている。
図形音楽の代表的な作品。楽譜として点や線が書き込まれた OHPシートが何枚か入っており、それに透明な定規のような ものが添付されている。OHPシートを何枚も重ね、それに 定規を当て、そこに垂線を引くことによって音高、音の大きさ 等を決めていく。楽器は任意。
1950年代に入り、彼は東洋思想について非常に興味を持ち、 専門家に教えを受けている。その際に易についての知識も得た と言われる。偶然性の音楽の始まりといえ、確率的手法を もって作曲を行った代表作である。この時点ではまだ作曲家 が偶然的な事象（コイントス）を楽譜に書き示すことに留まり 、演奏家に音高、ダイナミクス等の偶然性を与えることはされてない。